【1面】2024年1月2日(火)号外
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据え置き要望に球団側が逆交渉で越年

12月初旬、球団事務所から出てきた三上選手は、笑顔も見せずに記者たちの前を通り過ぎた。結婚を発表するなどプライベートは充実していた2023年季だが、確かに成績は上々とは言えなかった。ただそれは「三上にとって」であり通常から言えば十分な成績。伝家の宝刀である盗塁も「25」の首位でシーズンを終えた。記者たちは「昨今の不景気で球団運営も苦しいため、三上のアップを断念したため、思ったよりも少ない提示に本人が落胆して席を立ったのではないか」と推察した。しかし事実はその真逆。会見に応じた球団側は「来季も大いに活躍することを期待してアップ提示をしたが、本人に据え置きを申し出られた」とした。三上の提案にむしろ慌てた球団側は契約を更改せず「固辞」。いったん持ち帰って協議するとした形だ。本人はその後、各社にコメントを発表。「アップ提示は本当にありがたいのですが、自分が納得できない。浮いた分は、若手獲得の資金やチーム備品費用にあててほしい」としている。本人の意志は固いとみられるが、年を越しての交渉で球団側と三上の間でどこで折り合いがつくか今後に注目だ。【RP通信】
ヒーロー
 ■ ケンさんのつぶやき
打率.328は三上にとっては不満かもしれないが十分な成績じゃ。三振は70打席立ってわずかに「4」とは立派なものじゃ。確かに昨季は入団以来初めて賞獲得を逃したが、そんな年もある。来季はさらにパワーアップして戻ってくることに期待じゃ。